市川駅の南、ゆうゆうロードという商店街に燦遊館(さんゆうかん)という定食屋さんがある。メニューには、唐揚げや生姜焼き、とんかつといった間違いないメニューが並び、若者から年配の方まで黙々と晩メシを食べていく、地元の人気店の一つ。
ひざびさに燦遊館を訪れて、晩メシに食べるものをテイクアウトのメニューから選ぼうとしたら、メニューの下にこんなことが書かれていた。
閉店のお知らせ
この度、ご愛顧いただきました燦遊館は令和5年11月15日(水)をもって閉店します。ご支援いただいた皆様、足を運んでいただいた皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
燦遊館は何をお願いしても美味しく、そして安価だった。最近の物価高にもかかわらず。良心的なお店であったことは疑いようがないが、例えば、1人前のから揚げの巨大さや、その数を思い出してみると、お店の継続性を確保するために十分な利益が確保されていたのかというあたりは今となっては不安にならざるを得ない。
いずれにせよ、燦遊館は惜しまれながら閉店してしまう。残念ながら市川駅の南側に住んでいるサラリーマン達が晩メシ難民になってしまう可能性は否定できない。
最後にはなってしまうが、長年に渡り、燦遊館を営んでこられたご夫婦には感謝したい。どうもお世話になりました。そして、ごちそうさまでした。
追記: 燦遊館の跡地に神保町の名店「ろしあ亭」を営んでいたシェフが新たなお店をオープンさせるようです。