本八幡駅前の老舗の蕎麦屋さんである「市川一茶庵」。通りから路地を入ったところにあるお店は、ちょっと入りづらい(遠い目)。しかし、趣ある店内で、畳に座って、そばをすするという体験は老舗のそばを食べてるなぁと実感できるものの、手軽においしいそばを食べたいと思った時には、シャポー側にある「立ち食いコーナー」が便利だった。
先日、しばらくぶりに、その立ち食いコーナーまでそばを食べに行ったら、こんな感じになっていた。入口がないのと、隣の不動産屋の看板が出ていたので、壁を撤去して、隣の不動産屋の一部になったのだろうか。どうやら、市川一茶庵の立ち食いコーナーはなくなってしまったようだ。
本八幡界隈を歩いたことがある人なら、こんな感じのお店があったことを覚えているだろうか。在りし日の立ち食いコーナーはこんな感じだった。
時間の経過のせいで、のれんがの色が抜けかかっているのも、店先にちょこんとおかれている「営業中」の木票も趣があったような気がする。店内は立ち食いコーナーだけあって、カウンターだけしかなかったが、実は椅子が置いてあった。大きな釜があって、手際よくそばがゆでられていたことを思い出す。
そばやつゆもうまかったけれど、添えられていたネギも風味が強くて、記憶に残っている。
締めちゃったのは立ち食いコーナーだけであり、別に市川一茶庵がなくなったわけではないので、ちょっと入りづらいことに耐えて、現存するお店の方で食べてくればいいんだけども(笑)