市川の「らー麺 N」でラーメンを食べた

市川駅からまぁまぁ離れた住宅街の中に、美味しいラーメン屋があるという情報を見つけて食べに行ってみることにした。お店の名前は「らー麺 N」というらしく、そして、こちらのお店の店主は「らーめん天神下 大喜」で修行した方らしい。

市川駅の南口を出て、商店街を歩いて…ちょっと不安になりかけたところで見えてきたのが、この看板。よく見ると、普通の民家にお店が埋め込まれたような外観。そして、店頭にはかわいい感じのボードがかかっていた。

らー麺 Nの店頭
らー麺 Nの店頭の看板

入り口のところにある小さな券売機で食券を買って席に座るスタイル。メニューは通常の麺の量のらーめんと、麺の量が少なめ、かつ、トッピングが増えているN麺。それぞれ、塩と醤油のスープを選ぶことができる、と。他につけ麺もあるし、サイドメニューには「おろしちゃー玉ごはん」も用意されているらしい。

ちょっと座りづらい(笑)カウンターの椅子に腰掛けて、食券を店主と思しき方にお渡しする。ぼんやり周りを見渡すと、店内はテーブルが2つか3つ(…忘れた)と、カウンターが数席。

そして、今回、買ったのは「極N麺」の食券。これは、麺の量が少なくてトッピングが増量される「N麺」のさらにトッピングが増えたバージョン。店主が手鍋を使って、スープを温め始めるところから手際のいい調理が始まった。

ほどなくして提供された「極N麺」がこちら。

極N麺

スープをすすってみたけれど、濃い旨みに慣らされているせいか、一口目のガツンくるインパクトは薄め。ふぅーん…という印象ではあったけれど。でも、他のラーメン屋さんで遭遇するような、いろんな旨みが競い合って、とりあえず濃い!って感じでもないだけで、実はバランスが取られている、しみじみと美味しいスープだと気付いた。いつまでも飲み続けられるというか、飽きないというか…。思わず、スープを持ち帰りさせてもらって、雑炊でも作ってみたくなるような、そんな味わい深いスープだった。天下一品であるような、スープ増量トッピングはありじゃないだろうか。

麺はストレートな麺。太さとしては、太いという印象も細いという印象もなくて…。ぷつっとキレる食感が美味しい麺だった。増量されたトッピングは味玉1個分、海苔、メンマ、小松菜、ワンタンに刻みネギ。ワンタンの餡(というか、中身)はちょっと濃い味付けながらも、軟骨のような食感の違う何かが入っていて楽しいし美味しい。チャーシューも厚めになっていて、噛みしめる美味しさがあっていい感じ。

極N麺のチャーシュー

ぜひまた食べに行きたいラーメン屋さんだなぁ…。

追記 その1
再び、「らー麺 N」にラーメンを食べに行ってきました。今回訪れたのは、夜。周りは住宅街なので、お店の周りは暗い感じになっていた。

夜のらーめんN
夜のらーめんN

さすがに、21時過ぎの住宅街となると歩いている人も少なく、「らー麺 N」もお客さんは少なかった。で、券売機で「N麺」の塩の食券を購入して店主に渡す。手早く調理する様子を眺めていたら、あっという間に提供された。前回は醤油スープだったけど、今回は塩スープにしてみた。

スープは相変わらず美味しいし、塩味の方が醤油味よりもスープの旨みをダイレクトに味わえるような気がする。ちょっと居酒屋で飲んだ後にお邪魔したので、シメとして実にいい感じだった。

今回はN麺(塩)
今回はN麺(塩)

追記 その2
改めて、ちょっと早めの時間に「らー麺 N」にお邪魔してみた。そして、ちょい飲みをしてみた。頼んだのはレモンサワー。すっきりとしたチューハイに櫛切りのレモンが添えられていた。シンプルで、ラーメン屋さんのちょい飲みには必要十分って感じだろうか。

お願いしたおつまみはネギチャーシューと鶏出汁巻。ネギチャーシューは炙られたチャーシューが小さなサイコロ状に切られていて、少しずつ食べ進められる。この手のネギチャーシューで使われるネギというと白髪ネギを見かけることが多い気がするけど、「らー麺 N」のチャーシューは美味しいのでチャーシューを楽しもうとすると、確かに、このスタイルがいいような気がするな。うん。

ネギチャーシュー
ネギチャーシュー

鶏出汁巻は、「らー麺 N」が誇る鶏スープを使って作っただし巻き。比較的、味が薄めになっている料理が多いような気がする「らー麺 N」のなかで、おつまみ向けにしっかりした味付けになっていて、これまたうまいし、お酒によく合う。鶏出汁巻をお願いすると時間がかかると言われるけれど、待つ価値はあるはずだ。

鶏出汁巻
鶏出汁巻

そして、最後にはタンメンをお願いした。炒めた野菜と鶏スープを合わせて塩味。おろししょうがが添えられていた。しかし、コクのあるスープに薄めの塩分っていうのがいいなぁ。他のラーメン屋さんで食べ慣れていると、一口目のガツンとくる塩分を期待してしまうけれど、そういうスープでは最後まで飲もうと思えずにスープを残して帰ってしまう。一方、「らー麺 N」の薄味スープには一口目のパンチが薄いけれど、食べ進めていっても飽きることなく食べ進められて、最後にラーメンの丼を傾けて飲み干して帰れるように考えられている気がする。

タンメン。
タンメン。

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