平日のランチ時に市川駅近くに行く用事があったので、うっかりあけどやが空いていればラーメンを食べて帰ろうと思って行ってみたところ、運良く混んでいなかったのでお邪魔してみた。
入り口にある券売機の脇に興味深い案内が貼ってあった。気温が高くなっているこの時期向けに限定メニューとして、冷やしラーメンが用意されているようだった。その案内によると、メニューの名前は、冷たーい煮干しらー麺。
- スープには愛媛、香川、千葉産のカタクチイワシの煮干しをメインに使って、さらにトビウオ、鯵、羅臼昆布のダシを合わせてあるとのこと。
- 醤油ダレには、貝や椎茸の旨みを加えてある。
- チャーシューは、岩中豚の肩ロースを低温調理して使っている。
- トッピングは煮たなめこ、長いもの白だし漬け、小松菜のお浸し、三陸産マイワシを使った鰯フレーク。
- 麺は中太ストレート。
- 実は味噌味にも対応して貰えるらしい。
案内をちらっと読んだだけでも、あけどやの店主さんがこだわって作ったんだろうなぁという印象を受ける、この冷やしラーメンをパスするのは難しい。というわけで、冷たーい煮干しらー麺とチャーシュー丼のチケットを購入した。店員さんにチケットを預けて、ぼんやり待っていると提供されたのがこの涼しげなビジュアルの”冷たーい煮干しらー麺”。
“冷たーい煮干しらー麺”の名前のとおり、煮干しダシがよくきいた醤油スープ。一口、スープを飲んだ感じだと、胡椒より一味が合いそうな気がする。気がつくと凄い勢いでスープを飲んでしまいそうになるが、麺をすすってみた。細めで、柔らかめの茹で加減の麺。歯触りがいい。
清涼感をぐっと高めてくれるスダチの輪切りの横にはれんげに入った鰯フレークが置いてあった。ラーメンのトッピングに鰯フレークというのは珍しいような気がするが、美味しいトッピング。実に濃いめの旨みが詰まっていた。
ひととおり、スープを飲んでレンゲでスープをすくってみたら、鰯とも煮干しともつかない魚由来の粉がレンゲに溜まっていた。ダシを取るのに節系の材料がふんだんに使われているということだろう。
チャーシュー丼に乗っているチャーシューは提供前に炙ってあって、噛みしめると香ばしい。甘めのタレとよく合う。個人的には、かなりコスパが高いように気がした。