どうやら、本八幡駅の近くに「八幡の藪知らず」というスポットがあるらしい…ってことで、早速、行ってみた。
「八幡の藪知らず」ってのは、市川市のWebサイトによるとこういうスポットらしい。市川市では、「八幡不知森(やわたしらずのもり)」と呼んでるらしい。
国道14号線をはさんだ市役所の向かいに、鳥居と祠(ほこら)に護られた小さな竹藪があります。これが有名な「八幡不知森(やわたしらずのもり)」で、広辞苑にも「八幡の藪知らず」の項目があり、「ここに入れば再び出ることができないとか、祟りがあるといわれる。転じて、出口のわからないこと、迷うことなどにたとえる」とあり、江戸川乱歩の「孤島の鬼」や夏目漱石の「行人」等、さまざまな小説にも、迷い込んで出られなくなることの喩えとして使われています。
なんか物騒な印象だけど…。とりあえず、JR本八幡駅のシャポーを船橋側に抜けて、そのまま、国道14号まで歩いて行くと、そんなに広くないスペースにうっそうとした森があった。ちょっと国道14号を渡って、葛飾八幡宮の鳥居の近くから、「八幡の藪知らず」を撮ってみた。密度の高い森が唐突な感じで登場していることがわかる。
祠の前の街路樹もよく見ると、ちょっと変わった感じがするのは…気のせいだろうか。とりあえず、枝はカットされているし…。しかも、国道14号にせり出しちゃってるけど、なんかそれが前提に歩道が作られているような印象もある。道路を整備する人達も気を使ったんだろうな、というか。
うっそうとした森のように見えたけれど、近づいてみると実際は竹林だった。1本1本が成長しきっていて、かなりの高さになっていて、しかも、みっちり竹が生えているので、光が通りづらくなっているような感じ。
そんな竹林の中にある小さな祠が、竹林にちょっと不気味な印象を与えているのが興味深い。ま、神隠しが起こるにしては、ちょっと狭いような気がするけれど…。